区間エントリーから紐解く箱根駅伝区間予想①

全日本大学駅伝の時期にすこぶる体調を崩しており、久しぶりの投稿です。

 

本日12月10日に箱根駅伝区間エントリーが発表され、いよいよ"区間予想したい病"が抑えられなくなったので、今の時点での区間予想&考察します。

とりあえず動向が一際気になった駒澤、中央、東海の3大学のみ。

(出先のスマホからの殴り書きなので読みにくいです。すみません)

 

 

駒澤大学

区間予想

往路:円-田澤-佐藤圭-鈴木-山川

復路:篠原-安原-赤星-山野-花尾

 

1区は今期ついに覚醒した円君を予想。全日本1区の好走と上尾ハーフの結果見ても十分行けるんじゃないだろうか。本人も1区走りたがってるみたいだし。本当は10区アンカーでゴールテープ切るのも胸熱かなと思ったんだが、1区希望なら叶えてあげたいし、それを言えるだけの結果をここまで残してる。

2区は大エース田澤君予想。ここは大八木監督の「2区はエース」というコメントを見ても彼で間違いない。怪我等のアクシデントが無い限りは田澤君。

3区はスーパールーキー佐藤君予想。20kmの距離を走る箱根はどうなん?という意見はあるものの、赤津君や東山君などハーフのタイムを持ってる選手を外し、貴重な枠を1つ使ってまでエントリーしてきたということは長い距離の対策もできてるということなんだろう。過去の駅伝を見ても前半区間で流れを作れる選手なので、スピード系という彼のタイプも考えると3区になるか。

4区は出雲で涙の復活鈴木芽吹君予想。待ちタイムでは田澤に張り合えるくらいの記録を持ってる彼を4区に置けるのが本当強いと思う。イメージとしては2019年の東洋大学相澤晃。

5区は1年生山川君予想。前回走った金子君と迷ったが全日本区間賞の勢いを考慮して。ただこの2人、両方とも"仮想5区"でお馴染み激坂王にエントリーはしたものの、出てないんだよね。普通はそこで競わせて勝った方を走らせようとかするもんだと思うんだけど。もしかしたらその時点では既に決着がついていて、その場合は金子君が順当に来るかも。

6区は篠原君予想。彼はハーフで61分台を持ってる超強い選手。3大駅伝未出場の小野君とハーフの記録を持ってない帰山君から特殊区間走りますよ臭がプンプンするんだけど、篠原君が1年生の頃は6区もあるんじゃないかって言われてた選手なんだよね。大体駒澤の6区は読めない。去年の佃や2年前の花崎、遡れば当時1年生の千葉健太の6区出走を誰が予想できた?って話。まず来ないとは思うけど仮に山野君が6区走りますって言っても俺は驚かない。

7区は安原君予想。去年は3区を走り、ここでの失速が優勝争いからの脱落に繋がってしまった。ただ、彼は出雲&全日本の走りを見ても後半の繋ぎの区間で単独走で走る能力はかなり高いと考えている。ハーフもしっかり走れているので今年は大丈夫じゃないだろうか。6区に小野or帰山君が来て、篠原君が7区に来るなら安原君8区もあるかも。

8区は赤橋君予想。赤星君はここにきてハーフ62分台出すなど調子は絶好調。本人が8日希望という噂もあり一旦彼で予想してみたが、5区が金子君なら山川君も候補だし、伊藤君もあり得る。さっきも書いたけど篠原君が7区なら安原君が来る可能性もあり、正直分かんない。ただ一つ言えるのは、今言った誰が来ても強いよね。

9区山野君は前回-前々回と2回9区を走ってるし、しっかり結果も出してるので変えなくていいでしょう。9区は2区10区と並び、約23kmと他の区間と比べて少し長い。ハーフマラソンの学生記録持ってる山野君にうってつけの区間じゃないだろうか。

10区は花尾君予想。この選手も他のチームであれば普通にエース区間に来てもおかしくない選手で、その選手を10区に置けるのは意味がわからない。野球に例えるなら阿部慎之助が8番打ってた2009年頃の巨人打線である。10区は意外と軽視されがちだが順位が決定する大事な区間で、前回の青学みたいに9区で勝負が決して10区はピクニックランみたいな状況だったならまだしも、2011年の早稲田vs東洋みたいな超絶僅差の展開もあり得るし、2021年の10区大逆転劇は脳裏に残ってるはずなので、花尾君を置く意味は大いにある。

 

 

中央大学

区間予想

往路:千守-吉居駿-吉居大-中野-阿部

復路:若林-溜池-中澤-湯浅-田井野

 

1区千守君。当然ながら吉居大和の1区は考えたに決まってるんだが、大和君はスターターのみならずゲームチェンジャーの資質があることが全日本6区で分かったので、近年巻き返しが起こってる3区に大和君を配置予想。そうすると1区はもう千守君以外あり得ないとさえ思ってしまった。千守君は過去箱根駅伝1区で出遅れた苦い思い出があるが、あの頃の千守君とは最早別人。間違いなく上位争いには絡んでくると思う。

2区は吉居弟こと吉居駿恭君予想。実は数週間前まで、4区に予想している中野翔太君をずっと2区で予想していた。が、中野君が全日本を回避したことや、最近の駿恭君の充実度を見ると現状の勢いなら駿恭のほうが上なのかなと考えた。

3区は吉居兄こと吉居大和君予想。前回大会では佐藤悠基が持っていた1区の区間記録を更新し、歴史に名を刻んだ。1区も有力ではあるものの、去年の三浦拓朗、遡れば15年程前の上野裕一郎ばりのゲームチェンジャー能力を持っていると思う。1区千守君は大丈夫だろうが、2区がルーキーの駿恭君なので。2020年の青山学院が、当時1年生の岸本君を、1区吉田君3区鈴木君でカバーしたように、信頼できるアニキが後ろに控えてて欲しいという願望。あとは2020年の1区でハイペースを演出し、他校から警戒されまくった早稲田の中谷雄飛のごとく「彼が1区にくるかもしれない」という警戒心を植え付けるだけで他校にとっては脅威。だから29日の区間エントリーでは1&3は偵察メンバー入れてくると思うよ、中央は。

4区は中野君予想。10,000mの待ちタイムは中央大学最速で、今期のシーズンベストも中央学院の吉田君に次ぐ2位(だったはず)。今年は絶対2区に来ると思ったんだけど、全日本を回避したのがどうしても気になる。4区は過去に走った経験もあるし、この区間はこの区間で5区に繋ぐ重要区間ではあるので、彼に任せるのかなという予想。

5区は阿部君予想。前回も走ってるし、怪我がなきゃ間違いなく5区でしょう。

6区若林君も阿部君と同じ。ただし彼は既に3回6区を走ってるので、阿部君以上に固い予報。

7区はルーキーの溜池君予想。全日本は回避したものの、こないだ1万で自己ベストの28分台出してたので何の心配もないと思う。

8区中澤君、9区湯浅君は共に前回同じ区間を走って結果出してるので、今回も出てくるだろうと予想。湯浅君は前回大会、駒澤大学のとこで9区予想した山野君が「中央バカ速い」と白旗上げた選手で、去年の箱根9区では山野君のタイムを上回っている。

10区は田井野君予想。ハーフで62分台の記録を持ってる選手で、4年生にして遂に才能が花開いた選手である。中央は去年も10区にキャプテン井上を起用しており、苦労人を走らせたい藤原監督の親心も少し考慮した。他の候補としては同じく4年生の助川君。彼も元々強いと言われてたものの今年は3大駅伝に出れず、しかしつい先日ハーフで62分台を出し、最後の最後で復活した。現時点での調査を見れば絶好調で、彼の出走も全然あり得る。あとは山平君、東海林君あたりもハーフ63分台持ってるいわゆる長い距離に強い選手なので、走る可能性全然ある。

 

 

東海大学

区間予想

往路:花岡-石原-松崎-神薗-佐藤

復路:川上-竹割-鈴木-越-竹村

 

1区花岡君予想。全日本も1区を走り区間8位と、ルーキーのデビュー戦としては素晴らしい成績。上位層に着いていき最後のスパートで勝負を仕掛ける走りはまさに1区向きと言える。

2区は石原君予想。この選手は駅伝ではめちゃくちゃ強く、過去に出た駅伝でことごとく区間賞を獲得してきた東海のエースである。正直、去年も怪我してなきゃ2区走ってたと思う。元来ロードに強い選手かつ馬力があるので、権太坂も勢いで攻略してくれそう。

3区は松崎君予想。石原君と並ぶ東海のエースランナー。この選手は1年生箱根7区で素晴らしいデビューを果たした後怪我に悩まされ、2年次は不出場。前回は2区を走ったものの苦しい走りとなり、リベンジを誓う選手である。ハーフの62分台とポテンシャルはあるので、序盤の流れを作る大事な3区を。

4区は神薗君予想。実は当初4区は別の選手を予想し、神薗君は復路のエース区間である9区を予想していた。しかし、5区の予想が変わったことにより事情が変わった。今回東海は、5区出走が確実視されていた吉田響がまさかのエントリー外。実力的に彼が選ばれないわけはないので十中八九怪我だと思うが(一部退部の噂もあるが信憑生は不明瞭)、吉田君がいない=4区の出遅れが試合終了レベルで致命傷になり得る。何しろ吉田君は前回5区を区間2位で走った東海の起爆剤なのだから。両角監督は、本間や名取、館沢など4区に実力者を置きがちなのも予想理由の一つである。

5区。ここが本当難しい。誰もが予想してたはずの吉田響がエントリー漏れしたからである。去年、1年生ながら2020年の浦野雄平(当時の区間記録保持者)とほぼ同じタイムで走る化け物。箱根予選会もチームトップでチームを牽引してきた存在が欠場するんだからダメージは計り知れない。一応上り適正のある佐藤君を予想したが、正直吉田君以外考えてなかったので、ここは再考の余地有りか。

6区川上君。彼は6区を何回も走ってる山下りのスペシャリスト。吉田君と同様、彼も「この区間しかない!」と思ってたので、順当にエントリーはれて一安心だ。

7区はルーキーの竹割君を予想。突出した成績は残してないんだけど、各大会各大会で無難にいい結果を残し続けてる選手。調子を落としたという話も聞かないので、多分使ってくると思う。

8区は鈴木君予想。復路で実現したルーキー同士のタスキリレーだ(願望)。鈴木君は箱根駅伝予選会でチーム内では上位で走り、チームの予選通過に大きく貢献している。つまりハーフの距離が行けるということである。先程4区で触れた、本来考えてた選手というのが実は彼。

9区は越くん予想。怪我してたが合宿メニューをしっかりこなせているようなので、箱根にはしっかり間に合わせてくるんじゃないか、間に合うなら復路のエース区間の9区をお願いしてもいいんじゃないかという予想。去年は竹村君が走ったので彼でもよかったんだが、そうするとアンカーが誰?ってなるので、あくまでも竹村君10区ありきの予想。

10区予想は今行った竹村君。アンカー経験が豊富で、前回アンカー勝負で痛い目にあった両角監督が対策しない訳がないので、安心して任せられる選手をということで竹村君しかいない。

 

 

以上、殴り書きではありますが特に書きたかった3チームについてでした。

最後に...喜早、もう終わってしまったんか?俺は佐藤一生や鈴木芽吹といった、かつてのライバルたちと凌ぎを削って走る喜早君をまだ諦めてないぞ!