【東海大学】箱根駅伝区間予想

 

戦力分析&エントリー状況

 2019年に総合優勝ながら、前回まさかのシード落ちとなった東海大学。怪我に苦しんでいたエースの石原の復活など明るい話題がある一方で、5区の区間賞候補だった吉田響(2)が体調不良でエントリー漏れとなった。それでも全体的に選手がレベルアップし、底上げがされた印象。上位返り咲きなるか。

 

【4年生】宇留田竜希、川上勇士、佐藤俊輔、杉本将太、竹村拓真、松崎咲人

【3年生】石原翔太郎、折口雄紀、神薗竜馬、丸山真孝

【2年生】梶谷優斗、越陽汰、水野龍志

【1年生】竹割真、中井陸人、花岡寿哉

 

両角速監督



区間予想

1区(21.3km):花岡寿哉(1)

 全日本1区に登場し、区間7位と上々のデビューを飾った。本人も1区を希望しているとのことで、順当に出走してくるか。あと筆者の地元長野県の上田西高校出身なので、是非ひいきにしていきたい。

 

2区(23.1km):石原翔太郎(3)

 怪我から復活した東海のエース。2年生の頃は怪我で棒に振ったが、1年の頃は全日本4区&箱根3区で区間賞、先月の全日本は3区で区間賞と、駅伝にめっぽう強い。1年時に6区候補にも挙げられたほど下りに強く、本人も下り基調の3区を走りたがっていたが、「エースは2区」という両角監督の方針で2区濃厚。

 

3区(21.4km):松崎咲人(4)

 1年時に7区区間3位を獲得したことがある主力選手の1人。前回はエース区間の2区に出走。不本意な結果になったものの、今年は順調に練習を詰めており、区間上位の走りが期待される。

 

4区(20.9km):竹割真(1)

 予選会で好走、ハーフで63分台の記録を持つ期待のルーキー。最近のレースの充実度を見れば往路に出てきても全然おかしくない。

 

5区(20.8km):杉本将太(4)

 吉田の不出場が決まった時に、両角監督が名前を出していた選手。東海は前回は吉田、それ以前は西田というスペシャリストが走っており、杉本はサブの立場に甘んじていた。最初で最後の箱根で花を咲かすか。

 

6区(20.8km):川上勇士(4)

 過去2回山を下っている、6区のスペシャリスト。いずれも58分台で走っており、今年も順当にエントリーされたということで何かない限りは川上で間違いないかと。

 

7区(21.3km):越陽太(2)

 昨年7区で区間3位。今年は怪我の時期があり出走は微妙かと思っていたが、エントリーされて合宿にも参加しているということで、状態はかなり戻っている模様。万全なら昨年非常に良かった7区を再び担うことになるか。

 

8区(21.4km):折口雄紀(3)

 上尾ハーフで63分台と最近調子を上げている3年生。10,000mと5,000の自己記録も10月に更新しており、ここに来てスピード&スタミナが結果に表れてきた。宇留田も予想したが、直近の勢いを買い出走予想。

 

9区(23.1km):佐藤俊輔(4)

 全日本5区で区間8位、箱根予選会にも出場し、復路の主力に名乗りを上げた選手。両角監督の区間傾向で9区は上級生を起用する傾向があり、最もイメージにはまったのが彼。

 

10区(23.0km):竹村拓真(4)

 長距離に強い主力選手の1人。昨年同様9区でもいいのだが、前回10区の失速でシードを目の前で逃した経験から復路終盤2区間を厚くしてくる可能性が。竹村はアンカー経験が豊富なので、最後を安心して任せられる選手。

 

個人的キーマン

石原翔太郎(3)

 東海大が上位進出するにあたり欠かせないのが石原の爆走。前述のとおり駅伝では圧倒的な強さを誇る駅伝男で、2区でどんな爆走を見せてくれるのか非常に楽しみ。

 

区間予想10人以外の注目選手

宇留田竜希(4)

 チームをまとめるキャプテン。全日本6区にも出走しており、復路区間で出走があるかも。

 

梶谷優斗(2)

 春先に自己記録を連発し、主軸として期待された選手。全日本では2区18位と失速したが、ポテンシャルはかなり高く、復調すれば出走候補。

 

神薗竜馬(3)

 10月以降10,000mで28分台を連発しており、状態はかなりいい。ハーフの距離の対応力の意見があるだろうが、スピードが生かせそうな7区あたりなら出走があり得るかも。