【山梨学院大学】箱根駅伝区間予想

 

戦力分析&エントリー状況

 強力な留学生を擁し、予選会7位で本選出場の名門校。しかし決して留学生頼みにはならず、日本人エースの木山に加え成長株の北村、新本など63分台ランナーがエントリーされている。留学生も、ムルアとムトゥク両方61分台のタイムを持っており、仮にどちらかにアクシデントがあっても2区に困ることは無い布陣で臨める。

 

【4年生】石部夏希、伊東大暉、岩谷翼、橘田大河、木山達哉、篠原楓、ボニフェス・ムルア

【3年生】北村惇生、島津裕太、髙木翔瑛

【2年生】大西陸、新本駿、高田尚暉、徳田秋斗、村上大樹

【1年生】ジェームス・ムトゥク

 

 

飯島理彰監督



区間予想

1区(21.3km):木山達哉(4)

 日本人エースの木山。序盤で流れに乗るために、前回も走った1区を今年も予想。高速化が進む箱根1区に対応するには木山の経験が必要。

 

2区(23.1km):ボニフェス・ムルア(4)

 留学生のどちらかが順当に2区に来る見込み。1年生のムトゥクも相当強いが、今年は4年生のムルアを。釈迦に説法だが箱根は留学生は1人までしか走ることができず、ムルアが出るならムトゥクは控えに回ることになる。

 

3区(21.4km):北村惇生(3)

 夏以降10,000で自己記録を連発し、今年一番伸びたと言っていい選手。箱根予選会でも18位と大きく貢献し、準エースの座を確固たるものにした。往路で流れを作るべく3区に。

 

4区(20.9km):高田尚暉(2)

 昨年、1年生ながら3区を走った将来の主軸候補。今年はも往路区間で、比較的走りやすい4区を予想。

 

5区(20.8km):村上大樹(2)

 5区候補として名前が挙がっている選手。ハーフのタイムも63分台とスタミナ面も問題なく、予想通り出走してくるか。

 

6区(20.8km):岩谷翼(4)

 6区候補の4年生。平地のタイムも63分台をもっており、下り終わりの3kmの平地区間もしっかり走ってくれそう。

 

7区(21.3km):伊東大暉(4)

 キャプテン。昨年は4区を走ったが、北村の成長で往路メンバーが揃うため、今回は復路の流れを作る7区に出走か。

 

8区(21.4km):新本駿(2)

 過去に1区を走った経験がある選手。10,000mやハーフなど長い距離で結果を出しはじめており、箱根予選会でも好走した。復路8区、あるいは7区で出走予想。

 

9区(23.1km):篠原楓(4)

 9区はやはり上級生の長距離ランナーに任せたく、春先に63分台の記録を出した篠原に期待。昨年走った石部と入れ替わりもあるか。

 

10区(23.0km):石部夏希(4)

 昨年9区出走。単独走を経験していることから、淡々とペースが刻める10区の出走を予想。篠原と入れ替えもあるか。

 

個人的キーマン

北村惇生(3)

 1区&2区はある程度走りそうなので、その流れを引き継ぐ3区予想の北村をキーマンに挙げたい。今年の北村の調子ならいい位置でタスキをつなげそう。

 

区間予想10人以外の注目選手

橘田大河(4)

 本来主力になるべき選手なのだが、怪我明けで調子が今ひとつ戻っていないように見受けられ、泣く泣く予想から外した。万全なら経験のある8区や、上りの5区あたりで可能性がある。

 

髙木翔瑛(3)

 ハーフ63分台の記録を持つ選手の1人。今年ほとんど記録会に出ていないが、ポテンシャルは高い選手。

 

ジェームス・ムトゥク(1)

 留学生は1人までしか走れないルールにより予想から外したが、実力的には普通にエース区間に出てきてもおかしくない選手。というか、今回も走る可能性は全然ある。